制作／翌朝に分かること

よく形が見えていると思い、どんどん造形を進めていって次の日に見ると、自分勝手な思い込みで作っていることが多々ある。だからと言って、疑問を持ちつつ作って良いものができる訳でもない。

仕事柄、帰宅してから夜に制作することが多い。夜は静かで集中できるが、自分の感情に浸りすぎる危険性もある。昨夜は、久しぶりに順調に制作が進んだように思えたが、朝になって作品を確認すると、それは無駄な作業でしかなかった。辛い気持ちになるが、そんな時は現実を受け入れてから、何から手をつければ良いのかを少しずつ考えていく。

経験を重ねれば重ねるほど、私が作りたいイメージから作品が遠のいていくように感じる時がある。彫刻の難しさを日々感じている。

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